喫煙はEDの原因になる?

EDは勃起機能の低下のことで、加齢や精神的な要因によって発症する病気です。
そのほかにも糖尿病や高血圧といった血管の病気がEDの原因になることも知られています。
EDは陰茎に正常に血液が送られなくなることが大きな症状になります。

つまり、血管に異常をきたしてしまうとEDになるリスクは通常よりも高まるということができます。
血管系の病気になる大きな原因としては生活習慣の乱れが挙げられます。
その結果生活習慣病になってしまうと、EDの発症率が格段に高くなります。
このようなことから、血管の病気とEDは密接なかかわりがあるということができます。

そして、意外と知られていないEDの原因として挙げられるのは喫煙です。
喫煙と聞くと、あまりEDと関係がなさそうに思えますが、実は非常に深いかかわりがあります。
それは、生活習慣病にまつわる血管の話につながっていきます。喫煙をすると血管が委縮してしまいます。
その結果として、勃起する際に血液が送り込まれ陰茎海綿体に正常に血液が送り込まれなくなってしまいます。
これが、喫煙が原因となるEDの仕組みです。

ある調査によると、EDで悩んでいる男性のうち、40パーセントはタバコを吸っているというデータが出ています。
日本の喫煙者の割合は約28パーセントというデータがあるので、それを基準に考えると、EDの喫煙者の割合はかなり高いということができるのではないでしょうか。
ちなみに、一日にタバコを吸う本数が多ければ多いほど発祥のリスクは高まるというデータもあります。
21本以上一日にタバコを吸う人になると、通常の人よりも1.65倍ほど発祥のリスクが高まるということがわかっています。
データからも読み取ることができるように、EDとタバコはかなり密接にかかわっています。
実は精神的、心理的要因や生活習慣病によって発症するリスクよりも喫煙によって発症するリスクのほうが高いということが言えます。

ニコチンがED発生の原因となる?

喫煙が原因となる理由として、血管が委縮してしまうからとしましたが、実際にどのような成分が血管委縮にかかわってきているのでしょうか。
その答えはニコチンです。ニコチンというとタールや一酸化炭素に並ぶタバコの代表的な有害物質です。
ニコチンは血管委縮のほかにも喫煙をやめられなくさせる依存作用を持つことでも知られています。

陰茎はほとんどが血管でできているといっても過言ではありません。
実際に陰茎海綿体に正常に血流が送り込まれないと勃起することができません。
そのため、ニコチンによる血管委縮は勃起に重大な被害をもたらすことがわかっています。
これらからわかるように、たばこに含まれているニコチンは男性の勃起の大きな敵です。
よく、映画やドラマのワンシーンで性行為後にタバコを吸うシーンがありますが、たばこはEDを引き起こすだけではなく様々な病気の原因となります。

また、たばこの副流煙は主流煙に比べてより多くのニコチンなどの多くの有害物質を含んでいることが知られています。
つまり、たばこを吸っている人よりもその周りにいて煙を吸わされてしまっている人のほうがたばこの影響を受けやすいということです。
喫煙者のED発症率は高いですが、実は喫煙していなくてもたばこの煙がある環境で生活している人は、喫煙者以上にEDの発症リスクが高くなる可能性があります。

このことから、喫煙者は知らぬ間に非喫煙者のED発症リスクを上げてしまっている可能性があるともいうことができます。
喫煙は人に迷惑をかけないようにすることが大前提です。
EDを防ぐという意味でも、それらの病気を防ぐという意味でもたばこに関して考え直す必要性はあるのではないでしょうか。